この日は妻のチョイスで経済ものの映画。
あのリーマンショックで有名なアメリカのサブプライムローン破綻による経済危機を取り扱った本を題材にした映画だけど、要はあの破綻を見越して空売りを仕掛けて儲けた人の話。別に彼らが悪いわけではないのだけれど、何百万人が職と家を失ったリーマンショックで大儲けしたというのは、あまり見ていて気持ちのいい話ではない。
難解な経済用語が連発される。モーゲージ債にCDOにCDS。「空売り」もわからないたいきくんと妻には厳しい映画だった。しかし、マーゴットロビーなんかがわかりやすい解説で出てくる辺りは好感が持てる。とくに、合成CDOの説明が楽しくてよかった。
ブラピにライアンゴズリングにクリステャンベールと、アクション映画かスパイ映画をつくったほうがよかったような豪華な顔合わせだけど、主役はCDSなので俳優は目立たない。おもに3種類の登場人物たちから事件が描かれるのだけれど、この3グループがまったく互いに絡み合わないのも残念。一番印象に残るのはマーゴットロビーではないだろうか。やはりこういう役が似合う。
破綻するというエンディングを好く知っているだけに、あまり面白い映画ではないが、あのサブプライムで何が実際に起きていたか勉強になる映画だった。
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