我が家ではテレビがない代わりに週末の土日に一本ずつDVDを借りて映画を見ることにしている。この習慣を数年にわたって続けてきたので、いままでにものすごい数の映画をみたことになるのだろう。せっかくだから記録を取ろうと思って始めたブログ。
2013年12月15日日曜日
12/14 Wrath of the Titans (邦題:タイタンの逆襲)
今日も大稀君のセレクションで「タイタンの逆襲」。少し前に見た「タイタンの戦い」の続編です。
偶然ですが、主人公が先週の「崖っぷちの男」と同じSam Worthington。役は前回とは大分変わっていて、綺麗だったイオ役のGemma Arterton も出ていないし、アンドロメダ役も変わってしまってますが、ゼウスとハデスは同じでした。前作でせっかく生き返らせてもらったイオは結局死んでしまったのですね。ハデス役のRalph Fiennes はハリーポッターシリーズのヴォルドモート役といい、悪役がはまっています。
大きな画面で見たかったですが、まあSFアクションという感じの映画でした。迷宮のところの「心のトラップ」というのをどう乗り越えるのかをもうちょっと掘り下げてほしかった。迷宮の作者の「迷宮の一番のトラップは心のトラップなのじゃ。」というのがなぜか残りました。
2013年12月11日水曜日
12/8 Man on a Ledge (邦題:崖っぷちの男)
今週はたいきくんが見たいといっていた映画。
男がNYCのホテルの高層階の窓から外に出て自殺をしようとしているのだけれど、実はそれにはいろいろな裏があるという話。
なんだか話はごちゃごちゃとしているような気もしますが、謎解きと冷や冷やの泥棒劇とでそれなりに楽しめました。主役は「アバター」のSam Worthington。どこかで見たことがあると思いました。
主人公の弟の恋人役で出てくるGénesis Rodríguezが美人です。NY市警の交渉人役のElizabeth Banksよりも目立つように思いました。
最後のところはよくわかりませんでした。つまりは最初の葬儀のところから計画だったということなのですが、もうちょっと説明があってもいいように思いました。たいきくんにはわかったのかな?
2013年12月3日火曜日
12/1 Wreck-It Ralph (邦題:シュガー・ラッシュ)
ホームシアターを一時的に片づけている間に使っていた家のパソコンが修理に出ていてようやく帰ってきました。そんなわけで、久しぶりの映画です。この映画は長い間見たいと思っていた映画だったのですが、期待通りのいい映画でした。
おもちゃが実は生きているという設定のトイストーリーのテレビゲーム版のような話で、子供たちが帰るとゲームの中のキャラクターたちもオフの自由な時間を過ごすようになるという設定です。主人公はビデオゲームに出てくる悪役の男で、いつも主人公にやられる仕事に嫌気がさして自分の生き方を模索しようとする話です。
ヒロインはお菓子の国のレーシングゲームに出てくるという女の子なのですが、生意気だけどかわいい女の子と、乱暴でガサツな主人公のやり取りがとても素晴らしいです。話もよく練られていると思いました。最初から引いてあった伏線がラストにつながるところはびっくりでした。完全に一本取られた気分でした。
映画に出てくるゲームは架空のものだそうですが、ストリートファイターやマリオブラザーズのおなじみのキャラクターが端役ででてくるのがなんだかうれしいです。
ゲーム間を移動するシステムが面白くて、ニューヨークのグランドセントラル駅にそっくりのターミナルが出てきます。実際、ゲーム間の移動をどうするか悩んでいるときに監督がグランドセントラルでひらめいたとか。
レトロなゲームの登場人物の動きが微妙にカクカクしているのに対して、新しいゲームでは解像度や臨場感が違うというアニメーションの細部にこだわりを感じます。
吹き替えの声優さんもみなプロで素晴らしいです。
どうでもいいですが、特典メニューのメイキングにでてくるデザイナーさんが超美人。お菓子の国のデザインをどうするかスタッフが悩んでいるときに、スペインのガウディをモチーフにすることを決めたのが彼女だとか。女優さんかと思ってしまいました。
2013年10月24日木曜日
10/20 Killer Elite
この日は妻が借りてきたアクション映画。Jason Statham と Robert Deniro が共演していて、なかなか豪華な感じです。もともと「The Fether Men」という本がもとになっているそうで、それは元SASの隊員が殺されかけたという実話に基づいているとか。
Jason Statham が殺し屋役でてくるのでなんとなく話が読めるのですが、その期待通りとにかく殺しまくってくれます。なんだか善人も悪人もなく、やむない事情で人を殺していく人というのにはあまり感情移入できません。しかし、実話なのですから仕方ないのでしょうか。
元が小説だからだと思うのですが、話の展開が複雑で、ついていくのがすこし大変でした。
Jason Statham のアクションはさすがです。最近の「The Mechanic」も「Safe」もそうですが、彼のアクションは一番だと思います。Wikiによるともともと競泳の選手だったとか。だからあんなにたくましい体付きなんでしょうか。しかし、たまにはアクションなしのラブコメディーとか子供におちょくられるファミリー向けの映画で見てみたいものです。
2013年10月16日水曜日
10月:大東京トイボックス
これはみんなで見た映画ではないのだけれど、ここ数か月はまって読んでいて最近完結したので載せておこうと思いました。
テレビゲームを作っている人たちの奮闘を描いた漫画で、表現の自由との創作の対立などの難しいテーマにも真摯に取り組んでいる漫画だと思います。
絵のタッチと多彩なキャラクターがとても好きで読み始めました。「東京トイボックス」というのが最初にあって、その続編が「大東京トイボックス」なのですが、前者のほうを知らずに読んでいました。ちょっと登場人物間の関係がわからなかったのですが、それはそれで話の伏線のようで楽しめました。絵も「大東京トイボックス」のほうが綺麗なように思います。
「大東京トイボックス」からでてくるモモちゃんの存在が大きいですね。同人クイーンの花ちゃんも。
懐かしいテレビゲームが出てくるのがうれしいです。ゼビウスにドルアーガにグラディウスなども。久しぶりにやってみたくなって、実際Willのvirtual console でゼビウスを買ってしまいました。それでわかったのですがシューティングの名作「R-type」ってもうvirtual console も無くなってるんですね。ちょっと残念です。
テレビ化もされるそうですが、やはり漫画好きとしては配役のひととイメージが大きく違うのが残念です。あと、どうしても気になるのが作中に登場する主人公も働いていたゲームの大手企業「ソリダスワークス」。当然、架空の企業でコナミかナムコあたりを想定しているのでしょうが、広く使われているCADソフトの「SolidWorks」に名前がそっくり。CADとゲームなので全然違うのですが、なんででしょうか。
10/14 Brave (邦題:メリダとおそろしの森)
今日はピクサーのCGアニメ。ピクサーが女性を主人公にするのは初めてだそうです。
スコットランドを舞台とするアニメ映画で、王女である主人公がしきたりや決まり事の多い王女の役割を嫌って自由に生きようとする姿を描いている映画です。
わりとまあ、普通に楽しめる映画でした。キャラ的には王女の弟のちび3人が面白い。たいきくんの一番のお気に入りでした。魔女の留守番電話のアイデアも。大企業のカスタマーサポートへの皮肉も入っているのか。
CGが秀逸。川で母親と遊ぶシーンの水しぶきの自然さなどは技術の進歩が感じられます。クマの動きも、毛並みの感じも自然。Wikipediaによると「To make the most complex visuals possible, Pixar completely rewrote their animation system for the first time in 25 years. 」(出典元はTime誌)とあるので、なるほどという感じです。
ただ、なんでタイトルが「Brave」なんだろう?特に主人公が勇気を振り絞って自分を大きく変えるということもなかったので、違和感が残りました。邦題のほうが自然かも。ストーリーもなんだか見る人に媚びてるような気がしました。結局、母親だけが譲歩していて主人公は何も変わっていない。税を集めて暮らしている王女としての責任があるはずで、それはどうするんだろう?
せっかく弓の名手を主人公にしたのだから、ラストに何かほしかった。
一番残念だったのは主人公の声優か。対立する母親とのやり取りのシーンで、プロの声優さんとの力量の差があからさまに出てしまう。テレビの有名人よりは、やはりプロの声優さんのほうがいいですね。
2013年10月7日月曜日
10/6 Napoleon Dynamite (邦題:バス男)
前評判は低かったけど、アメリカで口コミでヒットした映画だということだけを頼りに借りてみてみたスクールコメディー映画。
意外に面白いのではないかと期待したのですが、、、、
公開当時に「電車男」がブームということでなぜか「バス男」という変なタイトルがついてしまい、フォックス社が謝罪して原題通りの「ナポレオン・ダイナマイト」というタイトルで再発売するそうです。
ただ、うーん。それほどの映画か。正直意味が分からないというか、淡々としていて全然面白くなかった。最後のあれがメインなら、それにむかって話を盛り上げてほしかった。ダンスパーティーはなんだったんだ。迷惑なおじさんは?一緒に住んでいたのは父?兄?えっ??
この前のピザボーイといい、最近の私のリスキーチョイスは外れが多い。
10/5 John Carter
この日はディズニーのファンタジーアクション映画。どうも「Princess of Mars」という非常に古いSF小説がもとになっているようです。普通の人間である主人公が重力の小さな火星でスーパーマンのようになる様子は、ドラえもんのシリーズの中にもあったような気がしますが、結構古いネタなのでしょうか。
さすがにディズニーという感じで、押さえるところを押させてちゃんとした映画にしてます。ただ、なんというか、特にこれはという感じはありませんでした。CG以外は映画作りの教科書通りで「アバター」のよう。CGのキャラクターと俳優が一緒に何かをするところが自然にできている気がしました。CGも大分進んでいるんでしょうね。最後に明らかになる主人公の仕掛けはたいきくんには難しくてわからなかったようです。文章読解力が足りないか。
2013年9月23日月曜日
最強のふたり(原題: Intouchables)
妻が借りてきたフランス映画。いつ見たか忘れたのですが、思い出したので追記。
これはいい映画でした。体が不自由な富豪と、貧しい黒人の介護人の話。富豪の白人と貧しい黒人というありがちな組み合わせだけれど、それを感じさせない二人の交流が素敵です。基が実話で、ドキュメンタリーが先に制作されて、それに興味を持った監督が映画にしたそうです。
オマール・シーの演技が秀逸。
9/22 ピザボーイ 史上最凶のご注文(原題:30 Minutes or Less)
これはくだらないコメディーだと思って借りたのですが、本当にくだらなかった。吹き替えの違和感がひどく、話も全然面白くなかった。会話の内容に卑猥な内容も多くて、たいきくんにみせるべき映画ではなかった。ラストぐらいはと思ったけれど、ラストもだめ。今季最悪の映画でした。
2013年9月19日木曜日
9/16 デンジャラスラン(原題 Safe house)
久しぶりに妻が映画を借りてきたので、パソコンで見ました。
いわゆるCIAのスパイ物で、“Safe house”とよばれるスパイの隠れ家の管理人をやらされている主人公のところに最重要指名犯が送られてきて、その指名犯をめぐる攻防戦が描かれています。銃撃戦、アクション、仲間の裏切りなどが勢ぞろいでまあまあ楽しめましたが、なんだか意外性のないというか、まっとうというか、「普通の」スパイものでした。恋愛というか、主人公の恋人が全然話に絡んでこないのがちょっと残念。男ばっかのアクションです。
デンゼル・ワシントンの迫力はさすがです。南アフリカのケープタウンが舞台というのはちょっと珍しい?やはりプロジェクタの大画面で見たかった。
7月から9月:スラムダンク
ひろとくんがプロジェクタに触ってしまうので、ホームシアターをやめて家のパソコンでテレビシリーズを見ることにしました。
そこで選んだのが往年の名作「スラムダンク」。少年ジャンプの掲載が1990年から96年ということなので、もう20年近く前なのですね。
あらためてみてもやっぱり面白いのです。たいきくんはかなり気に入ったようで、いつもげらげらと花道のことを笑ってます。ただ、ジャンプやコミックでみていたせいか、TVだとどうしても迫力がいまいちのように思えてしまいます。漫画だと全面ぶち抜きで絵が大きくなると「おぉ」っと思うのですが、TVだと大きさは変わらないのでなんだかメリハリがありません。あと、どうしても同じシーンの繰り返しなんかが多いので、ちょっと退屈です。
原作はインターハイの2回戦で終わってしまいますが、TVはインターハイの直前でなぜか終わってしまいます。そういうわけで、インターハイからはコミックを借りてみる予定をしています。
2013年7月3日水曜日
6/29 Lockout
この日は久しぶりに新しめの映画を借りました。リュック・ベッソンのアクション映画です。宇宙の牢獄で反乱がおきて大統領の娘が囚人の人質になって助けに行くという話なのですが、、
いまいち話の展開が雑で、なんだかよくわからない映画でした。宇宙である必要はあったんだろうか?囚人はたくさんいるはずなのにおもに出てくるのは数人だけだし。彼がどうして仕切れたんだ?最後の落ちもなんだか普通でした。途中のカーアクションのようなシーンはCGだったのですが、これがめちゃ雑な作りで見づらい映画でした。エンターテインメントとしてはハリウッドとフランスの力量の差が出ているように思いました。
結構、画が怖かったようで、たいきくんはこわがってました。
しかし、プロジェクターに触りたくてしょうがないちいさいひろとくんと、暗い部屋で一緒に映画をみるのが難しくなってきました。ひろとが不機嫌になって妻か僕のどちらか(ほとんど妻ですが)が映画を見れなくなってしまっているので、ひろとが大きくなるまでしばらく映画はお休みにすることにしました。レンタルが始まった「レ・ミゼラブル」とか「シュガーラッシュ」がみたいのですが、、、
2013年6月23日日曜日
6/23 天空の城ラピュタ
今日は何も借りてきていなかったので、家にあったDVD。もう、何度見たかわかりません。ほとんどすべてのセリフをたいきくんも覚えているように思います。
しかし、なぜかたいきくんはお城のなかでロボットがシータを追いかけて上ってくるシーンが怖いそうです。今日も「すこしだけ怖い」といってました。不思議です。
6/22 Coming To America
邦題「星の王子 ニューヨークへ行く。」
ご存じ、エディ・マーフィーのコメディ映画です。私が結構好きで、苦労してTSUTAYAで見つけました。
改めてみてみると、架空のザムンダ王国でのダンスのシーンなんかはとてもよくできていて新鮮でした。また、英語ではかなりはっきりといわれている性的表現が、日本語吹き替え版ではかなり婉曲にされていて、お茶の間での放送を意識したのかなという感じでした。
ところで、エディマーフィーが変装して複数の役で登場していることでも有名ですが、王子のお供役の彼も何人もの役で登場しているのですね。バーの女の人以外はわかりませんでしたが。
あと、サミュエルLジャクソンがあの強盗だったんですね。彼がブレークするきっかけになった映画だとか。最初はわからなくて、エンドロールでわかりました。
他にもお金を浮浪者に渡すシーンがあるのですが、あの二人は「大逆転」のあの富豪二人だったのです。それで「これでやり直せる!」というセリフになるんですね。
いろいろ小ネタが多い映画でした。たいきくんは照れてましたけど、まあまあ楽しんでました。
2013年6月17日月曜日
6/16 Madagascar 3: Europe's Most Wanted
最近、土曜日は家の打ち合わせが入っているので日曜日に一つだけしか映画が見れません。今日はたいきのちょいすで「マダガスカル3」。
定評のあるシリーズものなので、それなりに期待はしていたのですが、1,2と比べていまいちでした。キャラクターは揃えて、それなりに抑えるところは抑えているように思うのですが話がどたばたとして感じで、どれもなんか小さくまとまってしまっていて、あまり面白くありませんでした。
ただ、シリーズ初の3Dだからか、途中のサーカスのシーンだけは圧巻でした。短いのですが、ダイナミックで配色のコントラストもとても印象的で素晴らしいです。逆にいうと、ここだけ力が入っているような映画でした。
たいきは笑い上戸なのでげらげらとわらってました。それなりに楽しんだようです。
2013年6月10日月曜日
6/9 Rocky
外国出張やら家の打ち合わせがあって最近映画が見れていません。今夜は久しぶりの映画で「ロッキー」です。やはりいい映画はいつみてもいいです。
個人的にはロッキーよりもロッキーに影響を受けて自信のある女性へと変貌していくエイドリアンのほうが印象的です。調べてみるとこのタリア・シャイアさんという方はあのコッポラ家の人でゴッドファーザーにも出てるんですね。
予算がなかったためにエキストラなんかはあまり使えず、ランニングの中に果物屋さんから果物をもらったシーンも果物屋さんが本物のボクサーの練習と勘違いしたからだそうです。
たいきくんはトレーニングの腕立て伏せのシーンに衝撃を受けていたようです。自分でやろうとしてました。
2013年5月20日月曜日
5/19 007 Skyfall
今日は007の新作です。個人的にこのダニエル・クレイグ演じるボンドが最近では一番好きです。
しかし、なんといっても「007」。オープニングから息をつかせぬアクションと幻想的で美しいopening credit。このオープニングクレジットは検索するといくつか出てきますが、これだけで一見の価値あり。
たとえば
http://vimeo.com/53372914
描かれる景色がとてもきれい。前作のチリの砂漠の中のホテル(ESO Hotel)も印象に残っているのですが、香港もマカオも、殺風景なスコットランドも印象的です。
そして、上の絵にあるアストンマーチンDB5。かっこよくあることが宿命づけられる007のボンドで、それをかっこよく演じて演出しているところが見飽きません。
ちなみに、今作は007の50周年記念作品らしく、007自身に踏み込んだ前2作とは全く関係ない話の構成になっています。MとQとそしてミス・マネーペニーという、今までそろわなかった007のいわばお約束の3人がそろうのも本作では久しぶりだそうです。ミス・マネーペニーのことはあまりしらなかったので、最後のところはよくわかりませんでした。ボンドガールは誰なのかあまりよくわかりません。やはり、ある意味、Mが本作のボンドガールなのでしょう
ちょっと長い映画でしたが、たいきくんも楽しんでみてくれたようです。BDなのにメイキング映像なんかがついていなかったのがちょっと残念でした。
2013年5月12日日曜日
5/12 TROY
最近、たいきくんにシュリーマンの伝記を見せたので今日は彼が掘り起こしたとされるトロイ戦争を題材にした映画。有名なギリシャ神話ですが、案外映画化は少ないのではと思います。Bradd Pit が不死身の英雄アキレスでEric Bana がトロイの英雄ヘクトル、Orlando Bloom がギリシャの王妃を寝とったパリスを演じてます。
もとのホメロスの叙事詩ではオリンポスの神々もそれぞれの陣営に参戦して、人と神が入り混じった混戦になるのですが、この映画では人間の物語として描いてます。だから足首の周り以外は剣も槍も通さない不死身の英雄アキレスも普通の人間として戦ってます。ただ、オデュッセウスの木馬の戦略やアキレスがやられるときにパリスの矢がアキレス腱にささるあたりはちゃんと忠実にホメロスに従ってやってます。
どこまで本当の話だったかわかりませんが、シュリーマンが掘り出したくらいだから大きな戦争はやはりあったのでしょう。たいきくんも木馬のところで「ホントの話だ!」といって興奮していたので親の狙いは果たせたようです。
ちなみに、私も好きなシュリーマンの伝記なのですが、最近の「まんが偉人物語」によるとどうやらシュリーマンは最初トロイ戦争の時代よりずっと古い地層を掘り起こして遺跡を見つけたそうです。その途中に、壊してしまったものもあるとか。それは知らなかったので、勉強になりました。
2013年5月7日火曜日
5/6 Drum Line
この日は僕の大好きな映画。最初に飛行機の中で見たのですが、その時の衝撃が忘れられません。
話の筋はおおざっぱにいうと典型的な青春映画で、腕に自信がある若者が一流のチームに入って、いろいろトラブルを起こしながらも成長していくといったよくある話です。これはこれでまあまあ面白いのですが、この映画はそんなことはどーでもよくて、とにかくドラムとダンスです。最後のDrum line 対決は本当に何回見てもしびれます。どっちが勝ったかというのは結構難しいんじゃないでしょうか。
ところで、いろいろ調べてみるとこの映画の主人公を演じるニック・キャノンはマライア・キャリーと映画の後に結婚してるんですね。ラッパーなんですか。
ちなみにMorris Brown のバンドは実在ですが、主人公の入る Atlanta A&T はありません。Clark Atlanta University で映画はとったとか。そういえば最後の場面でCAUはちゃんと出てきますね。
話の筋はおおざっぱにいうと典型的な青春映画で、腕に自信がある若者が一流のチームに入って、いろいろトラブルを起こしながらも成長していくといったよくある話です。これはこれでまあまあ面白いのですが、この映画はそんなことはどーでもよくて、とにかくドラムとダンスです。最後のDrum line 対決は本当に何回見てもしびれます。どっちが勝ったかというのは結構難しいんじゃないでしょうか。
ところで、いろいろ調べてみるとこの映画の主人公を演じるニック・キャノンはマライア・キャリーと映画の後に結婚してるんですね。ラッパーなんですか。
ちなみにMorris Brown のバンドは実在ですが、主人公の入る Atlanta A&T はありません。Clark Atlanta University で映画はとったとか。そういえば最後の場面でCAUはちゃんと出てきますね。
5/4 Gridiron Gang
Dwayne Johnson のアメフト映画。さすが、もとアメフト選手のプロレスラー。
あまりよく知らずに借りたのですが、これはLAのKilpatrick Detention Center という少年院でおこなわれていた sports program における実話に基づく映画です。どうも最初にドキュメンタリーのテレビ番組があって、そのあとにそれをもとに映画を作ったみたいです。
最初に、子供たちを取り巻くギャングの抗争が描かれるのですが、これがとてもシビアです。映画の最後にはそれぞれの選手のその後が描かれるのですが、奨学金を得て高校にいったり、職を得ることのできた子供もいれば、銃で撃たれて亡くなったと紹介される子供もいてとてもつらいです。
普通に映画としても面白いのですが、やはり実話がもとになっているというのは重みがあります。私たちの日常と切り離してみれない緊迫感があるように思います。
ちなみに、映画の登場人物と実際の人を並べたWEBページがあります
http://www.chasingthefrog.com/reelfaces/gridirongang.php
こうみるとまあまあ似てますね。
5/3 Bad teachers
ひろとくんの相手であまりちゃんと見れなかったのですが、キャメロン・ディアスがセクシーなBad teacher を演じる話。かっこいいお金持ちの先生役にJustin Timberlake がでてます。
コメディとしてはまあまあ面白かったような。キャメロン先生がcar wash をするシーンで生徒の前でお手本を見せてくれるのですが、さすがという感じです。話の筋は特に驚きもなく、まあ予想通りという感じでした。
2013年4月30日火曜日
4/30 テルマエ・ロマエ
久しぶりというか、アニメを除いてほとんど初めての邦画。ご存じ、爆笑漫画の実写化作品です。
漫画を読んで大うけして、この映画も興行的に大成功したと聞いて期待していたのですが、、、
個人的にはかなりいまいちでした。たいきくんにいたっては「この映画、面白くないからいやだー」と言い出す始末。妻は途中で寝てしまいました。
たぶん、漫画を忠実に映画化しようとしているのですが、もともとが短編読みきりのような話で、映画になるような大きな話の筋がないのを無理やりつなごうとしてつまらなくなってしまった印象です。もともとの漫画の笑いポイントはそれなりに抑えてて、そこだけ局所的に面白くなっているのですがなんだかばらばらで、、全体として観客を話にのめりこませるようにはなっていないように思いました。読みきり漫画と映画は違うので、映画は映画で独立した話の筋を作らないといけないんじゃないかと感じました。
漫画に登場しないヒロインに上戸彩が出演していて、それは少し新鮮でした。
ローマ帝国の歴史の勉強にはなりますね。でもやっぱり邦画は洋画と比べるとちゃっちい気がしました。ローマのシーンとか、カメラで撮ったものをそのまま出してるんでしょうか。もったいないです。
ハドリアヌス(第14代ローマ皇帝)を演じる市村正親がなんだか不思議とはまっていて面白いです。平らな顔の日本人がほとんどの中で、濃い顔の人を集めたと思うのですが、ケイオニウス(次期皇帝候補) の北村一輝が一番はまっていたように思います。
4/29 Minority Report
今日は僕の大好きなSFもの。この映画にはいくつもの未来のテクノロジーが出てくるのですが、何よりも、グローブを使って巨大なガラス面の上の映像を処理しているインタラクティブシステムが素晴らしい。何度見ても格好いい。実は、これはSFではなくてちゃんとMITの先生が考案して、実際に使えるシステムになってます。BDを借りるとついてくる特典映像にその動画があるのですが、本当にすごいです。大きな画面があればぜひオフィスでも使いたいです。
実はこの映画に先だってスピルバーグ監督は専門家をホテルに集めて50年後の未来の世界というのはどうなるかという会議"think tank"というのを開いたそうです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Technologies_in_Minority_Report
監督自身インタビューで、観客に"related"と感じてもらえるために、時代設定をあまり遠すぎる未来にしたくないということを言っています。実際、目の虹彩認証や、個々人に合わせた広告システム、体を使ったUIなんかは実現しているわけですし、さすがです。
司法省の切れ者はコリン・ファレルなんですが、ある意味これが彼の出世作になるのでしょうか。いい役演じてます。
暗くて、汚い雰囲気のする映画なんですが、たいきくんもそれなりに楽しんだようです。ただ、プリコグの女の子が突然主人公に抱きづくシーンで、「ぎゃー」といって耳を押さえて走り出したのには笑えました。そんなに怖かったのかな、、、
2013年4月22日月曜日
4/21 Black&White (原題 This Means War)
コメディアクション。結構笑わせてくれます。リーザウォザースプーンが出てくるという時点でかなり安心感の高い感じですが、まあまあ予想通りでした。
CIAの親友の二人が一人の女性を巡って争う話なのですが、スパイなのでやることが徹底していて面白いです。クリムトの絵とかありえんだろうと思うのですが、CIAなら国家の安全保障のためだからとか言って、できちゃんでしょうか。笑えます。ラストもまあまあよし。
ただ、なぜこの二人は彼女に恋をしたのか。彼女はどうしてそちらを選んだのか。なんだか釈然としません。DVDには別のエンディングも用意してあったそうですが、見ませんでした。スパイコメディとしてはいいですが、男と女という視点ではいまいちかもしれない。
ヒロインとその親友(この二人はどういう関係なのか最後まで分からなかったが)の女同士の会話が子供にはちょっと聞かせづらいものでした。レーティングはPG-13だったようなのですが、日本のレンタルビデオ屋では借りる前にはわからないので、困ったものです。
4/20 High School Musical
今日はミュージカル映画。ミュージカル映画は急に踊りだしたりするからと毛嫌いする大人もいますが、どうも小さな子供には受けがいいように思います。うちのたいきくんは「The sound of music」も「ヘアスプレー」なんかも楽しんでいたので、これを見せてみたのですが、結構受けたようです。話の筋なんかよりも歌って踊って表現してもらった方が直接的で子供にはわかりやすいのでしょう。
映画の絵をDLしようとして知ったのですが、もともとはDisney channel のテレビ映画だったとか。映画の途中で、暗くなって場面が変わるところがあったのでちょっと映画にしては変だなという感じがしたのですが、あれはCMを入れるためのものだったのかも。続編の2もつくって、3は劇場公開版だそうです。
映画の舞台はアルバカーキなんですが僕の知っているアルバカーキとは全然印象が違います。あんなキレイな高校あったのだろうか。もっと砂漠的な街だったようにおもうのですが。
序盤のバスケットの動きを使ったシーンが秀作。かっこいいです。ただ、ミュージカルとしてみると全体的にいまいちなような気がしました。Gleeと比べるからでしょうか。
ヒロインはセンターオブジアース2にもでている女の子でした。主人公は「セブンティーンアゲイン」というヒット作もあるそうです。続編よりもこっちを見てみようかな。
2013年4月20日土曜日
Mar-Apr 2013 つぎはぎだらけの脳と心 快感回路 David J. Linden
今回は映画ではなくて最近はまっている本。だいたい毎年3月は新しいことを勉強していることが多く、去年は体内時計だったんですけど今年は脳科学。
正直、あまり脳科学は好きではありませんでした。なんか、とてもいい加減、もしくは不十分な実験(主にfMRI)からメディア受けする結論(男と女の性差とか)に論理が飛躍している研究が多いように感じるからです。
同じ著者によるこの2冊はそうした僕の脳科学に対するネガティブなイメージを払しょくしてくれました。とても興味深い脳科学の結果を紹介しつつ、それらの基になっている実験結果を丁寧に紹介してあって、分っていることとまだ分らないことを明確に区別しながら"fair"な記述に徹しているところに同じ科学者としてとても好感が持てます。
「視対象失認」や「カプグラ症候群」、「共感覚」の持ち主の話など興味深い話も満載ですが、これを読むと脳に関する我々の知見の多くは不幸なことに脳になんらかの損傷を負ってしまった人を対象とする研究から得られているようです。著者自身、細胞やマウスなどを対象としたミクロな分子生物学的知見と人間の感情といったわれわれの感じる現象との間の理解に大きなギャップがあいてしまっていることを認めています。今後、この中間領域の実験、測定技術の進展があれば脳科学は大きく飛躍するのかもしれません。
ちなみにタイトルは両冊とも
「The Accidental Mind」 → 「つぎはぎだらけの脳と心」
「The Compass of Pleasure」 → 「快感回路」
と直訳ではなくて苦心の跡が見えます。読むとなるほどと感じるうまい訳です。
一冊目の「つぎはぎ~」のほうが脳に関する幅広い話題を取り扱ってます。脳がいかにその場しのぎの、場当たり的な進化の結果であるかというのが主題ですが、男性と女性の能力の差とか宗教や夢に関する記載もとても面白いです。しかし、もし、1から知的生命体の脳を設計し直したらもっとコンパクトで省エネな脳になるんでしょうね。他の星に原始的な生物から進化した生物がいたらやっぱり人間みたいに脳が肥大化してるんでしょうね。
2冊目は「報酬回路」に関する知見に特化してます。ドラッグやセックスであれ、慈善事業やランニングであれ、人間が気持ちいと感じて依存症になってしまうミクロな機構は同じであるということのようです。1冊目でまだ実験途中であるとなっていた女性のオーガズムに関する研究なんかも紹介されてます。男性ほど単純ではないようです。
2013年4月8日月曜日
4/7 Major league
今日は懐かしいおバカ映画。たいきくんは野球好きだから最初にぼろぼろで負けるシーンで大笑いしてました。
しかし、この映画の公開当時、実在のチームであるクリーブランドインディアンズをここまでぼこぼこに描いて(最後は勝ちますが)よかったんでしょうか?なんかヤンキースは悪者みたいだけれどニューヨークのファンはどうだったんでしょうか?いろいろ不思議です。
あと、この映画によると昔はクリーブランドとニューヨークはアメリカンリーグの同じ地区だったんですね。今はEastとCentralでわかれていますが。いろいろ歴史を感じます。
2013年4月5日金曜日
3/26 おおかみこどもの雨と雪
APS、物理学会と出張がつづいたので間隔が空きました。これは連続した学会の合間に見たのですけれど、これはとてもいい映画でした。私は細田監督の前2作(時をかける少女とサマーウォーズ)も好きなのですが、今作が一番の出来かなー。
そう思うのは、やはり自分が子供を持つ身で、もう10年もしたら長男が巣立ってしまうのだと思うせいなのかもしれません。この作品もおおかみこどもの母となった主人公が子供たちが巣立っていくまでを見守るというのが話の主題なので妻ともども共感しながら見ていました。
こう書くと前回のトイストーリー3に共感したのと同じような理由ですが、こちらのほうがより身近にしんみりと描いているように感じました。話にアップダウンがない分、より身近な話―おおかみおとこが登場するにもかかわらず―として感じられます。
おおかみ子供である主人公の子供たちはおおかみとして生きるのか、人間として生きるのかの選択を迫られるわけですが、別におおかみこどもでなくても子供はいつかはどのように生きたいのかを選ばないといけないわけで、親はそれを見守ることしかできないからきっと同じなのだろうなと思いました。
細田監督作品の、どこかのっぺりとしていて愛嬌のある絵のタッチが大好きです。ここにのせたパンフの絵は作中のに比べるとシャープな印象があるような気がします。
ところで、こうやって書いてみて気づいたのですがタイトルは「、、、の雨と雪」なのですね。雪のほうがお姉さんなのに。「、、、の雪と雨」だと語呂が悪いからでしょうか。
転校生の草平くんがかっこよすぎです。あんな大人な小学生いるんでしょうか?ラストは高校生みたい。
声優は有名俳優ではなくてプロのほうがよかったのではないかとおもいました。ただ、近所のおじいちゃん役の菅原文太だけは別格でした。声だけで本人が出ているような迫力でした。
ハリウッドのアニメと比べると話が淡々としている分、たいきくんには受けがよろしくなかった。
2013年3月4日月曜日
3/4 Toy story 3
久しぶりにいい映画を見た。というか2013年の今のところNo.1。ピクサーアニメでは「モンスターズ・インク」が今までNo.1でしたが、これも最高です。シリーズ一番の出来じゃないでしょうか。
なんといっても話が練りに練られていて素晴らしい。ハラハラドキドキのスリルあり、笑いあり、各キャラクターの個性を生かした大作戦ありで、全く隙がない。ミス・ポテトヘッドの見つからない右目の使い方とか、保育所でのおもちゃの社会とか、本当によくできていると思う。特にバズの新モードは笑えました。これは、この映画を作った人の素晴らしいアイデアをすべて見事につなげあって、大成功した映画ですね。
大きくなったAndyが大学に行くために家を出てしまうので、おもちゃたちはどうするかというのが話の大筋なのだけれど、たいきやひろとが家を出て行くときにも僕らは同じように思うのかもしれない。子供とおもちゃの関係にとどまらない、いろんなことを考えさせる映画です。特に、おもちゃたちの視線と子供にこれを見せている親の視線が重なるところもあって、見ている親も楽しめる作品でした。ラストはそんなことも考えると、感動して少し泣けてきました。
アニメーションの細部もすごいです。年老いたくまのぬいぐるみが歩く時の膝の感じとか、バズの眉毛とか。アニメーションCGの進化を感じます。声優もグッド。唐沢寿明と所ジョージの掛け合いもばっちしです。
2013年2月27日水曜日
2/23 クラッシュ
この日は妻の借りてきた映画。アカデミー賞もとっている映画で、出演がサンドラブロック、ドン・チードル、マット・ディロン、ブレンダン・フレイザーにMI2のタンディ・ニュートンと非常に豪華なのですが、、、
はっきし言って意味不明の映画でした。人種差別がテーマで、いろんな登場人物がいて、それぞれの別々のドラマが最後に一つになっていくみたいな風にしたいのはわかるのですが、メインとなる筋書きが不明で「いったい何の映画なのか」「いつになったら本筋が始まるのか」と思っているうちに何も始まらずに終わってしまいました。
個人的には、今年見たの映画のうちキアヌ・リーブスの「フェイク・クライム」を超えた最悪賞。
難しい映画が好きな人にはいいのかも。たいきくんもいるのだからやっぱりわかりやすいのがいいです。
2013年2月19日火曜日
2/17-18 アポロ13
土曜日は家の打ち合わせで、日曜日はスキーに行っていたりしたので日曜日と月曜日の2回に分けてみました。「宇宙兄弟」以来、宇宙飛行士が大好きなたいきくんは非常に楽しんでみていたようでした。いろいろトラブルが起きて大変な状況になっても、みんなが一生懸命がんばってそれを克服したというのはやはりいい話です。なんせ実話だというのが。たいきくんには「本当の話なんだよ」といっておいたのですが、出演している俳優と本当の宇宙飛行士との関係がよく分らなかったみたいで、かえって混乱したみたいです。
この映画を見るのは3回目ぐらいだと思うのですが、やはりEd Harris がカッコいい。もとのジーン・クランツがカッコいいからか。「Failure is not an option.」
しかし、この映画にビビったのかたいきくんは「宇宙飛行士になったら死ぬかもしれへんからやめとく」といってました。だめだこりゃ。
2013年2月15日金曜日
2/15 ダイ・ハード/ラスト・デイ
これは家族で見たのではなくて、私一人で映画館。本作が5作目だそうです。3から先は見ていないのですが、うーん、これでいいんでしょうか。ジョンマクレーン。
たまたま時間が空いてしまって、たまたま映画館に行ってやっていたのがIMAXのこの映画だったから見たのですが、うーん。PG-12ですがたいきが12歳になったも見せないだろうなー。
なんというか、がちゃがちゃとアクションをやっているだけという感じ。1や2にあったようなヒアヒアとするスリルがない。やはり映画は脚本ですねー。
IMAXの音と映像の迫力はよくわかりました。今度はオズの魔法使いをIMAX 3Dでみてみたいものです。
2013年2月11日月曜日
2/11 コクリコ坂から
今日は久しぶりにジブリ。妻のチョイスで我が家には珍しい恋愛もの。
ジブリはジブリ。年末の赤穂浪士の討ち入りは筋がわかっていてもおもしろい。いきつけのレストランの味は新鮮味はなくとも安心して大事なお客を連れていけられる。何だかそんな感想です。ジブリのお約束ともいえる要素が、青年との恋の話とともに展開されるのだけれど、今一切れがない。これをディズニー映画を見るような安心感ととるか、ジブリのいつものワンパターンととるか。
しかし、やはりジブリの絵はきれい。よく見る上のタイトルの絵は、ジブリタッチの映画の図柄とあまり会わないような気はするものの、映画への愛を感じます。
爽やかな恋の話だけれど、うちのたいきくんには少しまだ早かったようです。よくわからない反応をしてました。分らないなりに何か残ってくれればいいけど。
しかし、さわやかすぎる。ジブリの映画の男の主人公はいつも。主人公もなんだか途中から「千と千尋の、、」にでてくるハクのようだ。おまえは仙人か。人間味を出すのは最初ぐらい。味わいを広げる脇役の話もたくさん拾えそうな感じなんだけれど、どこまでも爽やかだ。
「猿の惑星」のような意味不明のアクを出してもいいんじゃないだろうか。監督はあの宮崎駿のお子さんらしい。
主人公のあげる旗には「U」と「W」の意味があって、それを二つあげると「航海の無事を祈る」という意味になるらしい。そもそも信号旗なるものがあるなんて初めて知りました。どの旗もとてもきれい。
2013年2月10日日曜日
2/9 猿の惑星
いわずとしれた名作。昔、深夜放送か何かで途中から見て、まったく最後のオチに気づかず衝撃を受けたことが忘れられない。
初めて最初から見たのだけれど、テーマ音楽といい、音響効果などの緊張感がすごい。たいきは怖いといって隠れたそうにしていた。古い映画だけれど、映画の迫力というのは新しい技術の導入とは違うものだということを教えてくれる。
途中で出てくる正しいことを信じる科学者と社会の変化を嫌う聖職者との戦いは昔の人間の歴史と同じなんだよとたいきに言って聞かせたのだけれど、どれだけ頭に入っただろうか。
たいきにはラストは意味が分からなかったようだ。
改めてみると、この映画を作った人の見る人に挑むような迫力が伝わってくる。
やはり素晴らしい映画だ。吹き替えもよし。
ちなみに、本当は「アルカトラズからの脱出」か「ロンゲストヤード」を借りようと思っていたのだけれど、日本語吹き替えがなくて断念して本作。たいきが字幕に対応できるようになるころにはひろとが怒るのだろうけど。
2/4 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
まあまあ楽しい痛快アクションだった。タイトルの割には飛行船は目立たないように思うけど。
ミラ・ジョヴォヴィッチとオーランド・ブルームはいいのだけれど、後者はあまりはまり役ではないような気がする。アラミス役のルーク・エヴァンスがオーランド・ブルームに似ているような気がする。王妃様よりもヒロイン役の女の人が王女っぽい。
続編作るのかなー。
2/3 Coach Carter
この日は「コーチ・カーター」をみた。バスケットボールのシーンをたいきは大分きにいったらしい。すぐに次の日からボールをつかってバスケットのまねごとをしていた。影響されやすいのはあいかわらず。
バスケコーチとして成功する前半ではなく、それだけでは貧困から抜け出せないのだ、高校時代の部活が人生でもっとも輝かしい時代であってはいけないというコーチの信念を描く後半がすさまじい。
バスケットで奨学金を得て大学をでて、職を得る。それ以外に犯罪と貧困から抜け出せないというのはアメリカならでは。実話だというのがさらに重い。
バスケットシーンの収録のために役者たちは何か月もトレーニングを積んだらしい。数々のバスケのスーパープレイが途中カットなしででてくるあたりすごい。チャニングテイタムがでてる。オールドルーキーにも出てるリックゴンザレスがでている。
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