映画のチョイスに困ったら有名俳優のアクションものというつもりで選んだ映画。みてわかったのですが、ディカプリオものというよりも監督・脚本のクリストファー・ノーランの世界の映画でした。バッドマンから彼の作品が最近続いている気がします。
夢と現実を行き来するという「Matrix」のような複雑な話でした。特に最初がちょっとわかりづらいのですが、たいきくんは無事についてきてくれたみたいでした。
息をのむのが夢の世界の非現実シーンの数々を実写とCGを交えて撮影しているシーン。特に、前半のパリのカフェで夢が崩壊するシーンが印象的。これを本当のパリで、ディカプリオとエレン・ペイジを本当に座らせて、空気銃を使った爆破装置で撮影していたのにはびっくり。全部CGだと思いました。
ペンローズの無限階段も実際に作った階段に対して、カメラの配置を絶妙に配置して撮影してます。圧巻は回転する廊下。本当に巨大な回転機構を作って、その中にホテルの廊下や室内のセットを作って回して撮影してます。この監督はすごい。
バットマンシリーズにも出演するキリアン・マーフィー、マイケル・ケイン、Joseph Gordon-Levittが出演してます。あと渡辺謙も。監督のお気に入りなんでしょうか。
個人的には「JUNO」のエレン・ペイジの頼りないけど不思議な魅力が好きです。彼女の能力が話の後半に生きないのが少し残念。
印象的なのは亡くなった主人公の妻を演じるMarion Cotillard。TAXIではおバカな感じでしたが、本作では危険で退廃的な謎の女性を演じてます。
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