2013年3月4日月曜日

3/4 Toy story 3


久しぶりにいい映画を見た。というか2013年の今のところNo.1。ピクサーアニメでは「モンスターズ・インク」が今までNo.1でしたが、これも最高です。シリーズ一番の出来じゃないでしょうか。

なんといっても話が練りに練られていて素晴らしい。ハラハラドキドキのスリルあり、笑いあり、各キャラクターの個性を生かした大作戦ありで、全く隙がない。ミス・ポテトヘッドの見つからない右目の使い方とか、保育所でのおもちゃの社会とか、本当によくできていると思う。特にバズの新モードは笑えました。これは、この映画を作った人の素晴らしいアイデアをすべて見事につなげあって、大成功した映画ですね。

大きくなったAndyが大学に行くために家を出てしまうので、おもちゃたちはどうするかというのが話の大筋なのだけれど、たいきやひろとが家を出て行くときにも僕らは同じように思うのかもしれない。子供とおもちゃの関係にとどまらない、いろんなことを考えさせる映画です。特に、おもちゃたちの視線と子供にこれを見せている親の視線が重なるところもあって、見ている親も楽しめる作品でした。ラストはそんなことも考えると、感動して少し泣けてきました。

アニメーションの細部もすごいです。年老いたくまのぬいぐるみが歩く時の膝の感じとか、バズの眉毛とか。アニメーションCGの進化を感じます。声優もグッド。唐沢寿明と所ジョージの掛け合いもばっちしです。